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【MT車】半クラッチの多用は負担?短くつなごう!

   

初めてMT車を運転したときは、
半クラを習得するまで苦労しますよね。
そして、慣れると、
半クラでじわっとつなぐのが快感にもなります!
しかし、そんな半クラを必要以上にしすぎるのは
クラッチにあまり良くありません。
しすぎると…クラッチの寿命を縮め
高額なクラッチ交換の必要も

クラッチペダル

実は必要以上の半クラは車に負担だったのです。
今回は半クラは短くつないだ方が良い理由と、
簡単にクラッチの構造をお話ししたいと思います。

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クラッチ

私の雑な絵で失礼します!(笑

エンジン側にはフライホイール
ミッション側にはクラッチがあります。
このクラッチをフライホイールに押し付けることで、
動力をミッション側へと伝えています。
さらに細かく話すと、クラッチ板に付いている
フェーシングという鉄より柔らかい素材の面があります。
これをフライホイールにくっつけて
動力をミッション、タイヤへと伝えます。

 

半クラはフライホイールとフェーシング面が
密着しない程度にこすれている状況です。
半クラをすることにより、
このフェーシングという面が少しずつ削れてしまいます。
このフェーシング面が削れてなくなってしまうと、
動力が伝わらなくなります。
そうなるとクラッチ板の交換が必要となります。

 

半クラからクラッチをつなぐことで
フライホイールとフェーシング面が密着状態になります。
クラッチを長持ちさせるためにも、
半クラは短めに終えて、
さくっと繋いでしまうのが良いです。

また、クラッチペダルに足を乗っけておくのもやめたほうが良いです。
フライホイールとフェーシング面の密着が弱くなるため、
フェーシング面の削れが早まります。

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シフトアップ、シフトダウン後の
エンジン回転数を考えながら、
少しアクセルを踏み、
回転数を合わせてつなぐと、
フェーシング面への負担も少なくなります。
これは変速ショックも低減できます。
もちろん、燃費にもつながります。
この方法は体で覚えていくことになりますが、
クラッチの寿命を延ばしたり、
乗り心地向上にもつながるので損はないと思います。

 

MT車は運転技術次第で車の寿命が変わったり、
乗り心地の改善、燃費改善も可能です。
そういう意味でも、
MT車は非常に面白く、奥深いものですね。

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 - MT車, 燃費, 運転のコツ